目次
「マッサージは気持ちいいけど…」すぐ戻る不調に悩むあなたへ
「マッサージを受けるとその場はラクになるけど、またすぐ戻ってしまう」
「週末にリラクゼーションに通っても、月曜にはまた肩がバキバキ」
こんな経験、ありませんか?
実はこれ、あなただけではありません。
おがさわら整骨院にも、「これまでマッサージに通っていたけど、根本的に変わった気がしない」「気持ちよかったのに、またすぐ同じ場所が痛くなる」といったお悩みで来院される方が少なくありません。
マッサージやリラクゼーションは、気持ちをリフレッシュさせる大切な手段です。
特にストレス社会で働く現代人にとって、「気持ちよくほぐされる時間」は、それだけでも価値のあることですし、疲れた心と体を癒すにはとても有効な方法です。
でも、「戻ってしまう不調」をなんとかしたいと感じているなら、実はアプローチの視点を変える必要があります。
「気持ちよさ」と「整える」は目的が違う
マッサージと整骨院の施術、どちらも、体をラクにするという目的は共通しています。
ただし、そのアプローチの仕方や「何を整えているか」は大きく異なります。
■リラクゼーションマッサージ
「筋肉の緊張を一時的にゆるめ、気持ちよくなる」ことが目的。
■整骨院の施術
「筋肉が緊張する原因(姿勢・骨格・体の使い方など)を見つけ、そこにアプローチしていく」ことが目的。
例として、肩こりが辛い場合を見てみましょう。
マッサージで肩の筋肉をほぐしても、背中が丸まった姿勢や巻き肩が残っていれば、また筋肉はすぐに緊張してしまいます。
つまり、再発しまうのは筋肉のせいではなく、その背景にある体の使い方や骨格のバランスが整っていないからなのです。
「通い続けないとラクじゃない」が当たり前になっていませんか?
「マッサージを受けたら3日間はラクだった。でも4日目にはまた同じ場所が痛くなる」
「週1で通っていたけど、施術後1日で元に戻る感じがしてやめた」
こんな声、よく聞きませんか?
日常生活の姿勢や動作パターンに対して、正しいアプローチができていないために起こってしまう「繰り返す不調」。
その場で筋肉がほぐれたとしても、構造のゆがみや偏りがそのままなら、「不調を生み出すクセ」は変わることはないのです。
リラクゼーションは否定しない。でも、目的は選ぼう
院長である私は、マッサージやリラクゼーションを否定するつもりはまったくありません。
むしろ、「リラックスしたい」「気分をほぐしたい」「疲れた心をゆるめたい」という目的であれば、リラクゼーションは素晴らしい選択肢です。
ただ、「同じ不調を繰り返したくない」「根本的に疲れにくい体になりたい」と思ったときには、「整える」という選択肢が必要になってくる。
そのときこそ、整骨院の出番なのです。
次章では「なぜ何度も疲れが戻ってしまうのか?」を丁寧に解説、その根っこにある「姿勢・骨格・体の使い方のクセ」について、詳しく見ていきましょう。
何度も繰り返すコリや疲労感、本当の原因はどこにある?
肩や腰、背中のコリや重だるさ…
マッサージを受けて一度はラクになっても、「また同じところがつらくなる」のを繰り返している方は少なくありません。
ですがそれは単に疲れているからではなく、「疲れを生み出しやすい体の状態になっている」からかも…
「コリ」は“結果”。原因はもっと奥にある
多くの方が「肩がこっているから揉んでほしい」「腰が重いからマッサージで流してほしい」と考えます。
でも、そのコリや重さはあくまで“結果”であって、“原因”は別のところにあることがとても多いのです。
その代表的な原因が、以下の3つです。
- 姿勢の崩れ
(猫背・反り腰・巻き肩など) - 骨盤や背骨のゆがみ・傾き
- 体の使い方のクセ
(同じ足を組む・片方に体重をかける など)
これらの要因が重なると、体の一部に負担が集中し、筋肉が過緊張を起こします。
そしてその緊張が長く続くことで「慢性的なコリ」や「戻りやすい疲れ」が生まれてしまうのです。
姿勢が崩れると、筋肉は“引っぱられたまま”になる
たとえば猫背の姿勢になると、全身のバランスがドミノ倒しのように崩れます。
- 肩が内巻きになる(巻き肩)
- 背中が丸まって胸が縮こまる
- 腰のカーブが消えて骨盤が後傾する
この状態になると、肩や背中、腰の筋肉が常に引っぱられたり縮められたりした状態になり、じっとしているだけでも疲労がたまりやすくなるのです。
いくら表面の筋肉をほぐしても、その負荷がかかり続けている構造(姿勢や骨格)が変わらない限り、筋肉はすぐにまた元の状態に戻ろうとしまうでしょう。
自律神経にも関係してくる「疲れやすさ」
最近多いのが、「なんとなく疲れが抜けない」「寝ても回復した気がしない」という声。
この背景には、姿勢の悪化が自律神経の働きに影響を及ぼしている可能性もあります。
- 夜中に目が覚める
- 眠りが浅い
- 日中ずっとだるい・頭がぼーっとする
- イライラしやすくなる
猫背や巻き肩などで胸が閉じて呼吸が浅くなると、交感神経(緊張モード)が優位になりやすく、リラックスする副交感神経がうまく働きません。
その結果として、疲れの質にまで影響が出てきてしまうのです。
だからこそ、体の土台から見直す必要がある
疲労やコリが「繰り返す・戻る・慢性化する」状態を変えていくには、その原因になっている体の使い方や構造を見直すことが重要です。
筋肉そのものをゆるめるだけでなく、こうした“土台からのアプローチ”も必要となるのです。
- 骨盤・背骨のゆがみを整える
- 姿勢のクセを修正する
- 筋肉の“使われ方”を変えていく
次章では、整骨院では具体的にどんな方法でこの「土台」を整えているのか?といった、「骨盤矯正」「姿勢調整」「鍼灸」などの施術内容を詳しくご紹介していきます。
整骨院でできる“体の土台から整える”ケアとは
マッサージやストレッチをしても、なかなか疲れが取れない。
その理由のひとつが、「体の土台」がゆがんだままになっていることです。
整骨院では、ただ筋肉をほぐすだけでなく、骨格・姿勢・神経のバランスにアプローチして、体全体を整えていくことを目的としています。
ここでは、整骨院で行う代表的な施術と、その効果について詳しくご紹介します。
骨盤矯正:全身のバランスを整える出発点
骨盤は、体の中心にあり、上半身と下半身をつなぐ、土台のような役割を担っています。
この骨盤が傾いたり、左右で高さが違っていたりすると、体全体にゆがみが広がり、腰・肩・首などの特定の部位に負担が集中しやすくなってしまうのです。
そのため整骨院での骨盤矯正は、バキバキ鳴らすような強い矯正ではなく、ソフトな手技で少しずつ整えるのが一般的です。
当院「おがさわら整骨院」でも、ひとりひとりの骨格状態に合わせて、やさしい調整を行っています。
骨盤のバランスを整えることで、以下のような全身への好影響が期待できるでしょう。
- 自然と姿勢がラクになる
- 体の軸が安定し、筋肉にかかる負担が軽減する
- 内臓の位置が整い、代謝や巡りがよくなる
姿勢調整:クセを直すことで「戻りにくい体」をつくる
姿勢のクセは、無意識に身についているもの。
整骨院では、どの筋肉が使われすぎているか・使われていないかを評価したうえで、体の「使い方の偏り」を見直していきます。
- 背中が丸まって呼吸が浅い人には、
胸郭や肩甲骨まわりの可動性を回復 - 巻き肩やストレートネックの人には、
首から背骨のカーブをやさしく整える - 反り腰の人には、骨盤と腹圧のバランスを
意識した施術+指導
このように、その人のクセに応じた施術とアドバイスを組み合わせることで、その場だけじゃない変化を目指していきます。
鍼灸:深部のコリ・自律神経にアプローチする選択肢
「疲れがなかなか取れない」
「コリの奥のほうがずっと張っている感じがする…」
そんな方には、鍼灸(はり・きゅう)によるアプローチもおすすめです。
■鍼(はり)
指では届かない深部の筋肉に直接刺激を与えることができ、慢性的な緊張や深層部の血流改善に効果的。
■灸(きゅう)
温熱刺激で内臓の働きや巡りを整え、冷えや自律神経の乱れにアプローチできます。
当院では、国家資格である「はり師・きゅう師」の私が、カウンセリングに基づいて安全に施術を行っており、初めての方でも安心して受けていただける環境を整えています。
整えるとは「体を“本来の位置”に戻すこと」
整骨院で行う整える施術とは、何か特別なことをするというよりも、「本来の正しい位置に戻す」「自分の力がきちんと発揮される状態をつくる」ことに近いイメージです。
人間の体は、本来とても優秀で、少し休めば回復できる力を持っています。
でもその力を発揮できないほど、日常の姿勢や負荷でズレが蓄積してしまっている場合もあります。
そんな時に「プロの視点と手技でリセットしてあげる」技術があること、それこそが整骨院の大事な役割なのです。
次章では、こうした「整える施術」を月1回の習慣として続けた場合、体や日常生活にどんな変化が現れるのか?について、実際の変化や通い方のヒントとともにお伝えしていきます。
「月1回の整え習慣」で、疲れがたまりにくい体へ
仕事、家事、移動、スマホ、PC…
現代人は、日々の生活の中で知らず知らずのうちに、体に負担のかかる姿勢を繰り返しています。
その蓄積がやがて「疲れやすさ」「コリや痛み」「眠りの浅さ」といった不調につながってしまうことに。
では、その不調をためこまない体になるにはどうすればいいのか?
その答えのひとつが、「月に1回、自分の体を整える時間をつくること」です。
「疲れたら回復する」から「疲れにくくする」へ
不調が起きてから対処するのではなく、「そろそろ崩れてきそうだな」と気づいたタイミングで整えること。
これが、疲労をためないための習慣です。
たとえば、車を例にしてみましょう。
- ガソリンが減ってから入れる
=その場しのぎの対応(△) - 燃費が落ちないようにメンテナンスする
=コンディションの維持(◎)
体も同じで、不調が表面化してから何かをするのではなく、不調になりにくい状態を保つことが大切なのです。
このように、月1回のペースで骨盤や姿勢を整えておくと、筋肉や関節に余計な負担がかかりにくくなり、結果的に「疲れにくい」「回復しやすい」「集中しやすい」体に変わっていきます。
通い続けている方のリアルな変化
当院でも、月1〜2回のメンテナンス施術を取り入れている患者さんが多数いらっしゃいます。
- 「夕方になると肩がパンパンだったけど、最近は気にならなくなった」
- 「仕事終わりの疲労感が減って、帰宅後も動けるようになった」
- 「月1の施術で、体をリセットする感覚がわかってきた」
- 「ぎっくり腰を繰り返していたけど、1年近く起きていない」
もちろん症状やライフスタイルによって個人差はありますが、整える習慣を取り入れた人の多くが、体調の安定を実感しています。
忙しい人ほど「時間を生むために」整える
もちろん、「忙しくて、月1回でも通えるかどうか…」という方もいらっしゃるかもしれません。
そのお気持ちもよくわかりますが、ただ、こう考えてみてはいかがでしょうか…
痛みで1週間パフォーマンスが落ちるのと、月1回30分で整えるのとでは、どちらが時間をロスしないでしょうか?
整えておくことで得られるものが大きいとするならば、その時間は「自分への投資」といえるはずです。
- 朝起きたときのだるさが減る
- 仕事に集中できる
- 家でもイライラせず過ごせる
一生付き合う「体」だから、プロの手で整える習慣を
もちろん、ストレッチやセルフケアも大切です。
ただ、自分では気づけないゆがみや、筋肉の奥深くの緊張は、やはりプロの視点と手技で整えてあげることが必要な場合もあります。
だからこそ、「月1回、プロに任せる時間」をつくることで、自分の体と向き合い、今の状態を知ることもできるのです。
次章では、マッサージと整骨院、それぞれの役割や違いをふまえたうえで、「どう使い分けるのが賢いのか?」を整理していきます。
マッサージと整骨院、どう使い分ける?目的別の上手な選び方
ここまで読みながら「じゃあマッサージって意味ないの?」と思った方もいるかもしれません。
でも実際は、マッサージにも整骨院にも、それぞれにしっかりと役割があるのです。
どちらかを選ぶうえで大切なのは「そのとき自分が何を求めているのか」を明確にすること、つまりそれこそが「不調に戻りにくい体づくりにつながる第一歩」となるのです。
マッサージの役割|気持ちよさ・リラックス・一時的な疲労回復
マッサージは、表層の筋肉を手技でやさしくほぐし、心地よさを感じさせる施術です。
以下のようなときには、マッサージがぴったり当てはまるでしょう。
- 精神的に疲れているときに癒されたい
- 筋肉の表面が固くて、軽くほぐしたい
- 「今日はがんばったな」というご褒美にリラックスしたい
- 深いケアではなく、ふっと力を抜きたいとき
こうした目的でのマッサージは、心と体をリセットする大切な「感情のメンテナンス」として、非常に有効な施術といえます。
整骨院の役割|原因にアプローチ・体の再構築
一方で整骨院では、体の構造(骨格・関節・深層筋)や自律神経にアプローチし、根本的な整えを目指す施術を行います。
こんな悩みがあるときには、整骨院が向いています。
- 同じ不調が何度も繰り返される
- マッサージ後にすぐ元に戻ってしまう
- 姿勢の悪さや体のゆがみが気になる
- 疲れが「どこから来ているのか」を知りたい
- 不調を長い目で整えたい
整骨院では「その場だけの気持ちよさ」ではなく、疲れや痛みの出にくい体をつくるサポートができます。
両方を上手に使い分けるのが、一番のセルフケア
ここまで両者の違いについて解説してきましたが、単純に「マッサージはダメ、整骨院は正解」という構図は正しくないということを、ここでお話しさせてください。
言ってしまえば、目的が違うからこそ「使い分ける」ことがとても賢い選択といえるのです。
たとえば、こんなふうに考えてみましょう。
■状況とおすすめ施術の使い分け■
・とにかく癒されたい、又は心身を休めたい場合
→ マッサージ・リラクゼーション
・同じ痛みを繰り返している
又は姿勢やゆがみを見直したい場合
→ 整骨院での骨格調整・鍼灸
どちらか一方を「良い、悪い」と決めつけるのではなく、そのときの自分の状態や目的に合わせて選ぶことこそが、心と体を整える大切なコツとなるのです。
まとめ:あなたの体に合った整え方を一緒に探してみましょう
長く働き続けたい、疲れにくい体でいたい。
そう願うのであれば、「癒す」と「整える」をバランスよく取り入れることが大切です。
そしてもし、「繰り返す疲れをなんとかしたい」「そろそろ根本的に整えたい」と思ったときには、整骨院という選択肢を、思い出していただけたら嬉しいです。
さて、当院「おがさわら整骨院」では、マッサージとの違いや施術の内容についても丁寧にご説明し、患者さんそれぞれに合った整え方をご提案しています。
不調に悩まない「ラクな時間」が少しずつ増えていくように、あなたの毎日を丁寧にサポートしてまいりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください!
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